生きていると、死ぬほど嫌なことが起こるときってありますよね。
問題が起こると「どうして私ばっかり!?」と感じてしまいますが、実は世の中全員に何かしらの嫌なことは起こっているんです。
でもみんな言わないだけ。日本人の特徴ですよね。
どれだけ善良に生きてても、生きている限り死ぬほど嫌なことって起きる時は起きてしまいます。
そこで、いま嫌なことが起こっている最中の人・過去の出来事なのにいまも思い出して辛い人、このどちらの方にもすぐに効果が出る対処法をお教えします!
過去なのに今も辛い理由は2つだけ
いまあなたがどんな状況でも、死ぬほど嫌なことは起きた時点で既に過去になります。
それは1秒前なのか、1ヶ月前なのか、10年前なのかは人それぞれですが、もう過去になっています。
それなのに今現在も辛い理由はこの2つ。
- そのときにちゃんと悲しまなかった。
- 今も過去を生きている。
それでは、それぞれの理由と対処法を解説していきます!
1:そのときにちゃんと悲しまなかった場合
人が感じる辛い・苦しい・悲しい・怒りなどの感情は、自分自身でキチンと向き合って寄り添うと、少しずつ癒されてそのうち100%解けてなくなっていきます。
そのため、その当時ちゃんと気持ちに寄り添うことが出来ていたら、ふと過去を思い出したときも「そういえばあのときすごく大変だったなぁ。今ではいい思い出だけど♪」という気持ちになるんです。
でも、辛い感情を無視したり蓋をしてやり過ごすと、時間が経ったときにその蓋が開いて、過去の自分が今の自分に訴えて来ます。
と、パカっと蓋が開いて暴れ始めます。
ですが何年も前のことだし、本人も状況が変わっているので
とさらに蓋をしてしまうので、どんどん悪化して泥沼化していき、過去の傷が闇になってしまったことが、あなたがいまも辛い根本原因になります。
そこでこの場合は、目を背けずにキチンと自分と向き合うことが1番の対処法になります!
- その当時に戻って悲しかった感情に浸る。
- 浸って浸って浸ったら、「もう大丈夫だよ。あの時はすごく辛かったけど、もういまは過去じゃないから大丈夫だよ。」とその時の自分に伝えてあげる。
これを思い出して辛くなる度に繰り返すと、徐々に傷が癒されて思い出す頻度も少なくなっていきます!
- 当時我慢して押し殺してしまった感情(辛い・悲しい・苦しい)をいまやり直すイメージ。
- 泣く・怒るなど、閉じ込めたままの感情をここで解放する。
このワークを例えると、目の中に入ったホコリを(←過去)そのまま放置したら痛くなってきたから(←現在)、探して体の中から外に出すと治ることと同じです。
それと同じで、過去に体の中に閉じ込めてしまった感情を、ひとつ残らず全て体の外に出す感じでやってみてください。
2:今も過去を生きている場合
これは2パターンの状態に分かれます。
2-1:過去の自分を自分でイジメている状態
これはどういうことかと言うと、
- 何であの時こう言わなかったんだ!
- どうしてもっと上手く出来なかったの!?
- なぜもっと注意してやらなかったんだ!
というように、過去の自分に対して何年もイジメ続けることで、今も過去をやってる状態です。
- 過去の自分が許せないから、今の自分も許せない
- 過去の自分が受け入れられないから、今の自分も受け入れられない
- 過去の自分を認められないから、今の自分も認められない
今ではなく過去を生き続けていることが伝わるでしょうか。
この場合も、過去の自分を攻撃するのではなく、とことん同情することで傷が癒えていきますよ。
当時の感情に浸って、自分で自分を許すイメージで進めてください。
2-2:過去の失敗が正解だと信じてる状態
過去に失敗した経験から、次も同じように失敗すると決めつけている状況です。
これは、過去の自分を信じて今の自分を信じていないですよね。
そこでこの場合は、新しい経験をする練習をしてください。
例えば、過去にあなたに酷いことをした人がいたとします。
と過去を信じているので、視点を現在に変えて目の前の状況を正しく判断する練習をしていきます。
- いま目の前にいる人は、過去に私を傷つけて来た人とは違う。
- この人は別人だから、同じことをしてくるとは限らない。
- 人付き合いは、相手が100人いたら結果は100通りになるはずだ。
というように、過去と現在を一緒に見るのではなく、過去と現在を別物として考える練習をしていくと新しい経験が上書き保存されるので、過去の傷が癒されて行きますよ。
まとめ:あなたに傷が残ってしまった理由
死ぬほど嫌なことがあったら、その辛い気持ち・苦しい気持ちにとことん浸ってください。
自分で自分を無視しないでください。
この作業をすっ飛ばしちゃうから、傷が残ってしまうんです。
と、気が済むまで言い続けてください。
これをやらないと、過去は過去になりません。
それでも気持ちが収まらないときは自分で自分に質問をして、その答えに「うんうんそうだよね。ほんとそうだよね!」と同情します。
- 私はどう思ったの?
- 本当はどうしたかった?どうされたかった?
- じゃぁ、次はどうしたい?
- それをするには次同じようなことがあった時どうしたらいいと思う?
と、とことん自分に寄り添ってあげてください♪
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今回は「死ぬほど嫌なことがあったとき―過去編―」を解説しました。
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