みなさんから頂いた毒親相談の回答です。
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相談内容:コウタさん(40代・男性)
毒親のカテゴリーに入るかわかりませんが、母はいわゆる教育ママでした。
学生時代は朝から夜までとにかく勉強。試験の結果が悪いと体罰を与えられました。あの頃は遊びに行きたくても許されずにゲームもテレビも禁止されていて、周りのクラスメイトが羨ましかったです。
でもそのお陰で一流大学を卒業し大手企業に就くことができました。
周りには羨ましいと常々言ってもらえるものの、幸せを感じていません。贅沢だと怒られそうですね。すみません。
その理由に人付き合いが苦手という部分があると思います。
例えば女性とお付き合いしても大切に出来ない自分に虚しさを感じます。
肩書というものを手にすれば幸せになれると思っていました。でも今不幸です。どうすれば幸せを感じられるのかわかりません。贅沢な悩みだと自分でも理解しています。
アドバイスあればよろしくお願い致します。
それではこの毒親問題をめった斬ります!
回答:今もお母さんの理想の自分を演じてるから辛い。
私は本業でタレントをさせて頂いていることもあり、エリートさんと呼ばれる方々とも接点が多くあるんですが、同じような悩みを何度か聞きました。
最初聞いたときは、それはそれはビックリでしたよ。
だって側から見れば、「人生勝利一直線♪人生楽勝♪イエーイ!」にしか見えないんですもん!笑(←これは一種の偏見)
というわけで、早々に結論です。
結論:今もお母さんの理想の自分を演じているうえに、お母さんにされたことと同じ扱いを他の女性にやっていることが上手くいかない原因だと思います。
それでは理由を掘り下げていきましょう!
お母さんの理想の自分と本当の自分
コウタさんのお母さんは、子供に自分の理想を押し付ける子育てをしていたのではと思います。
こういうことを言われてませんでしたか?
- お父さん(兄、姉)みたいになっちゃダメorいつも誰かと比較されていた。
- 良い大学に出て良い会社に入ればあなたは幸せになれると言われていた。
- 私の言うことを聞かないから失敗したのよ!
- テストでいい結果を出すコウタは偉い。
- そうじゃないコウタは価値がない。
- ○○が出来たらご褒美に△△してもいい
これらは本人の希望ではなくお母さんの理想です。
でも子供は頑張ります。
お母さんを喜ばせるために。お母さんを怒らせないために。
遊びに行きたくても、ゲームしたくても、友達が羨ましくても、自分を犠牲にして本音を殺してとにかく頑張る!!
その結果、良い大学入って良い会社に入ることができました。
はい!ここでお母さんの理想は叶いました。
だからもうお母さんの呪いも終わりました。
それなのに、本人は何年も演じていたことからこれが「普通」と思い込んでしまっていて、無意識に続行してしまいます。
このように今度は親に変わって自分で自分を監視し続けるんです。
こういう方の特徴としては
- 失敗が極度に怖い。
- 相手に聞かずに相手の本音を勝手に決めつける。
- そもそも相手に意見を聞かない。自分1人で何とかしようとする。
というものがあると思います。
それはなぜか??
これです。これが染み付いてます。
失敗=罪と思い込んでいるから、自分で自分に罪を与えてしまいます。
さらに、
この理由はなぜか?
子供は学校の団体生活で人付き合いを学びますが、勉強一択で遊びにいくことも制限されてしまうと、人付き合いを学ばずに大人へと成長します。
その結果が、いまの現実にキッチリ反映されているのではないでしょうか。
親に大切にされなかったから、他人を大切にするやり方がわからない。
これらのことが、今感じている辛さの根本原因じゃないかな?と、ご相談内容を拝見して感じました。
逃げている対象はなに?
という部分ですが、ご自身でもわかってるその通りです!
逃げてるだけ。
逃げているのは結婚や異性からではないですよね。
自分自身から逃げているだけですね♪
過去をやり直して上書き保存の進め方
それでは、この場合の上書き保存手順です!
STEP1:我慢したこと全部やる
幼少期に勉強のせいで我慢したことを全てリストアップして、その中からやりたいなって思うものを思う存分やってください。
それをやっても、もう誰にも怒られないと気付いて下さい。
ちなみに私は19歳で家出をした直後、ずっとやりたかった「深夜のコンビニでカップラーメンを買って店の外で座って食べる」をやりました(笑)
yuyu家は門限17:30だったので、深夜のコンビニに心底憧れてたんです♪
でも2回やったら飽きました。笑
STEP2:お付き合いした女性にいちいち確認する
相手に聞く前に勝手に答えを出すのをやめる練習をしてみてください。
答えを自分で作ってしまいそうになったら
- 俺はこう思っててこうしたい。あなたは?
- ○○で悩んでる。どう思う?
- ○○が出来ない。手伝って欲しい。
などなど、とことん聞いててみください。
そこで相手の女性が意見を押し付けてきたり、ウザい重いと言われたら、その方はコウタさんのことが好きなのではなく…
あなたの目の前の女性はお母さんとは別人です。
「自分の意見を言っても大丈夫!」を、まずは知って下さい。
母親にされた一方通行の押し付けと同じことをするのではなく、価値観の交換をして下さい。
自分の考えを言っても否定されない、を知って下さい。
自分vs彼女
自分vs自分
まとめ
自分を犠牲にしてまでもお母さんの理想を全て叶えてあげたなんて、優しさ溢れる男性ですよね!
ただ、優しさの使い方がちょっとズレてしまっているだけだと思います。
あ、そうそう。実は私の母も教育ママでした。
学校のテスト1問間違いにつき一発ビンタだったんです。怖っ!!(笑)
コウタさん、そろそろ幸せになってもいいんじゃない?♡
ご相談ありがとうございました。
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