みなさんから頂いた毒親相談の回答です。
※ご相談は不定期で無料募集しています!詳細はこちら。
内容:のぞみさん(40代・女性)
私は正しい子育てを知らない両親に育てられたので、私も正しい子育てを知らない親になってしまいました。
20歳を過ぎた娘は愛情を知らないように見えます。
娘もまた同じ「子育てを知らない親になる」と思うと、自分のせいで・・・と辛いです。
そんな状況ですが今更やり直しって出来るのでしょうか。
それでは、この毒親問題をめった斬ります!
回答:まずは親のあなたが子供時代をやり直す
「愛情のある子育てを受けずに育って母となった」とあるので、まずはお母さんであるのぞみさんが、子供時代をやり直してください♪
娘さんに愛情を教えるのはその後です。
それでまず、のぞみさん自身の子育てやり直しワークです!
自分の傷を癒す
のぞみさんは幼少期に親につけられた傷を治さないまま自分も親になり、子育てを始めてしまったことが原因で上手く行かなかっただけなんです。
そのため、のぞみさんは何も悪くありません。
胸を張って「私は愛情を知らないまま、精いっぱい娘を育てたぞおー!」と言ってOK♪
そこでまず、自分で過去の傷を癒すことから始めます。
STEP1:幼少期に親にして欲しかったことを全てリストアップする
- 抱きしめられたかった
- 夕食を家族で囲みたかった
- 欲しいおもちゃを買って欲しかった
STEP2:小さい頃の自分が目の前に居るイメージをして、リスト項目の当時の気持ちに戻って声をかけてあげる
↓こんなイメージ。枕や人形で代用してもOK!

- 抱きしめられたかった
→そうだね、抱きしめられたかったね。辛かったね。寂しかったね。
- 夕食を家族で囲みたかった
→本当は家族でお鍋食べて「美味しいね♪」って言いあいたかったね。
- 欲しいおもちゃを買って欲しかった
→友達は○○買ってもらってたのに自分は買ってもらえなくて悲しかったね。
小さい頃の泣いてる自分が笑顔になるまで、何度も何度も繰り返してあげます。
「どうしたかった?何を言ってもらいたかった?」と聞いて、返って来た本音に答えてあげます。
日常でふと過去を思い出したときも、その度に自分で自分を癒してあげて下さいね。
STEP3:行動でやり直す
STEP2は気持ちのケア、STEP3は実際に行動を起こします。
今できる範囲でいいです。
- 抱きしめられたかった
→自分の両手をぐるっと回して自分をギュッと抱きしめる。
- 夕食を家族で囲みたかった
→今の家族でほんわかした食事ができるなら、のぞみさんの食べたい物だけを並べて夕食を囲んで下さい。難しい場合は、1人でやっても大丈夫です♪ - 欲しいおもちゃを買って欲しかった
→今の自分に「何が欲しい?」と聞いて、返って来た物を買ってあげます。
これを癒されるまで続けていくと、小さい頃の苦しさが徐々に上書き保存されて行きます。
愛される子育てとは?
毒親育ちは、愛され子育てのやり方がわからなすぎて悩んでしまいますが、実はすごーく単純なことなんです。
- 毒親育ち→否定して育てられる→自己肯定力が低い大人になる。
- 愛情育ち→肯定して育てられる→自信のある大人になる。
たったこれだけなんです!
これだけの違いで、生き辛くて自己肯定の低い大人が出来上がってしまうんです。
そのためこれをやり直すイメージでワークを進めると、スムーズにできると思います。
自分自身の傷が癒えて来たら、いよいよ娘さんと向き合いましょう!
娘さんとの向き合い方ってとっても簡単なんですよ♪
STEP4:娘に「家族でやりたいこと何かなーい?」とサラッと聞く
自分で自分の過去を癒したように、今度は同じことを娘さんにやってあげます。
- 家族で温泉旅行に行きたい
- お母さんの作るハンバーグが食べたい
- 一緒にお買い物に行きたい
これらを出来る範囲でやってあげます。
もしかすると最初は「うっせーババァ!」と、本音を話してくれないかもしれません(笑)
でもそれは、今まで構ってくれなかったことに拗ねているだけなので、時間をおいて根気よく続けてみてください。
まとめ
STEP1~3を繰り返すと自分自身が整って来るので、STEP4に行く前に娘さんとの関係にも変化が出てくると思います。
自分vs娘
自分vs過去の自分
に変えることが、上手く行くコツになります!
子供がお母さんから欲しい1番の物って何だと思いますか?
これ、お母さんの笑顔なんですよね。
温泉旅行よりも、ハンバーグよりも、お買い物よりも、笑ってるお母さん。
のぞみさんが心から笑えるようになることが1番の近道なんです。
だからまずは、お母さんが自然と笑えるように自分の傷を癒してください。
今からでも十分間に合うし、余裕で取り返しもつくと断言します!
ここから幸せを取り戻して下さいね♡
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