みなさんから頂いた毒親相談の回答です。
※ご相談は不定期で無料募集しています!詳細はこちら
内容:テツコさん(50代、女性)
私は毒親だらけで育ちました!
そのため早めに家を出て結婚しましたが、結婚式も子供の出産時も母親は来る事はなく、祖父母達と運動会を囲んでいる家族を羨ましいと思いながら、下手な家事と育児とをなんとか頑張って生きてきました。
そして現在、いろいろあって母は寝たきりの状態で入院しています。何も反応もなく息をしているだけのミイラのような母を見て、私は母にもう怒る事も詰る事もできず忸怩たる思いでいます。反面、自分が出来る事ももう無いと思いながらも、どこかで修復できるチャンスを作れなかった自分を責めています。
ですが正直、直接関わるのはもう本当にしんどいから、距離を置いたままでなら、幸せでいてくれるように祈る気持ちを持ち続けられると思うので、そんな自分の現状を心から自分に肯定してあげたいです。
そんな自分を、今後このまま母親が亡くなったとしても、自分を責めずに肯定することが出来るには、どういう気持ちで過ごしたらいいでしょうか?
(※長文のため要約しました。相談内容が複数あったため最初の1つにさせて頂きました。)
それでは、この毒親問題をめった斬ります!
回答:自分の中の天使と悪魔が戦ってるだけ
頂いた5000文字以上の超大作内容を500文字に要約させて頂きました。
その理由は、一見とてもややこしい毒親問題に見せかけて「自分の中の天使と悪魔が戦っている状況」が10パターンほど書いてある内容だったからです。
おそらくテツコさんにとってはものすっごく闇深くて、もうどうしようもなくて、悩んで悩んでご相談頂いたと思うのですが…。
(※視野がミジンコとは、考えすぎてご自身で視野をミジンコレベルに狭くして余計ややこしくしていること。)
では、その理由を紐解いていきましょう!
自分の中の天使の悪魔の戦いってなに?
テツコさんはすでに自分の中で答えが出ています。
その答えを、ご相談の中に全部書いてくれています。
これが答えですよね。
ちゃんと本音が、どうすれば自分は幸せになれるのかの道しるべを指してくれているのに、それをことごとく自分で打ち消してしまっているのが前に進めない理由です。
よく「自分の中で天使と悪魔が戦っている!」って言いますよね。
あれです、あれをやっています。
分かりやすく文字にすると
天使の声=自分の本音・自分の希望
悪魔の声=世間の常識・他人の意見
になります。
「私はこうしたい!」と答えが出ても、「いや…普通ならこうするんじゃないか」と自分の声をガンガン否定しています。
さらに過去の自分の行動についても、「私は私を守るために早く家を出て結婚する!」と本音に従ったのに「どうして修復するチャンスを作れなかったの?」と自分を攻めています。
せっかく自分を大切にしたのに。。
せっかく自分を守ったのに。。
自分の本音を無視して、どこの誰が言ったかわからない”世間の常識”を採用していることが辛い原因だと思います。
自分で自分の子育てをやり直して、過去を上書き保存します!
では、なぜ本音が出ているのに得体の知れない悪魔が邪魔をするのか?
それは自分に自信が極度にない方の心理の表れです。
毒親育ちは自己肯定力が極度に低いことが特徴で、これをアダルトチルドレンといいます。
幼少期にことごとく否定される子育てを受けているので、
- 私の意見は正しくないから疑わなければいけない
- 私の考えは間違っているから一般論を基本にしなきゃ
- 自分の意見は間違っているから自分で罰を与えなきゃ
と、「自分は間違っている」を基本に物事を考えることが正しいと思い込んでしまいます。
でもこれは間違った常識ですよね。違いますよね。
これは親の都合で刷り込まれた、親の都合という常識の呪いなのでもう守る必要はないと目を覚ましてください。
間違ったことを正しいと勘違いしているだけ
テツコさんは自分の中にある”常識”で判断して、一生懸命目の前の問題と戦っていますが、そもそもその”常識”基準が間違っているので、正しく毒親と戦うことができていない状況です。
例えると、家で料理を作るときにレシピ本に書いてある「塩:小さじ1杯」を守っているのに、完成品がめちゃくちゃしょっぱくて
と悩んでいるんですが、テツコさんが使っている器具は「でっかいお玉」という状況です。
でも本人は幼少期親に、「テツコ、これ(でっかいお玉)が小さじって言うんだよ」と教えられて、それが正しいと思い込んでいるので、何度料理を作り直しても変わりません。
というわけで、その間違った教育をやり直します!
でっかいお玉を小さじに変えましょう♡
自己肯定力を上げることで全てが見えてくる
自己肯定力(自信)をつけるには、自分の意思を肯定する練習をすれば勝手に身に付きます!
やり方はこちらの記事を参照してください。

テツコさんの場合は、
- 悪魔の声が出て来たら「でも、私はどうしたいの?」を聞きなおしてそれに従う練習
- 「あのとき修復できるチャンスがあったかもしれない」という声が出て来たら「それは結果論で、あの時とった行動に間違いはない。自分で自分を守って偉かった!」と、自分をイジメるのではなく肯定する練習
この2つを続けてみてください。
そしてもう1つ!
人は、辛くて苦しい思いをさせられればさせられるほど、それを取り返そうとする心理が働きます。
それを行動にしたものが執着・仕返しなんですけど、その念も前に進めない足枷になっていると感じたので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

メッセージへのお返事
本当は実の父親のことも相談したかったのですが、今回は母の事に絞りました!お返事はきながーーにお待ちしていますので、ちゃんと睡眠時間優先で無理しないでくださいね!では、こんな白黒パンダみたいなハートの私ですが、これからもよろしくお願いします。
ご相談を1つに要約してしまってごめんなさい。ぜひまた次回、お父さんのこともご相談お待ちしています♪
私が言える事はひとつ。テツコさん…あなたは偉い!よくぞ頑張った!何も間違ってない!そのままで大丈夫ですし、この先バチは当たらないから安心してください☆