これまで読んだ本は1000冊以上!
心理系の本が大好きな私が、実際に読んでオススメしたいと思った本だけをズバッとレビューします。
ぜひこのブログと合わせて自分磨きの参考にしてみてください♪
今回は、著者:名越康文さんの「まんがでわかる隣のサイコパス」(株式会社カンゼン)をオススメします!

サイコパスと聞くと、凶悪犯罪者で明らかに異常な言動をすると思われているというイメージがありますが、実は、一般社会で普通に生活している人が多いという方が正解です。
例えばあなたの周りに
- パワハラ上司
- 自称「可哀そう」な人
- 周りを褒めて褒めて褒めて、自分の株を上げる人
という人はいませんか?
「前からあの人はちょっとオカシイと思っていたけど、よく観察すると確かにそうだ!」という特徴と対処法が学べます。
そして毒親に悩む方に確認してもらいたいことは、「私の親は毒親ではなく、実はサイコパスだった!」という方がいるかもしれないと言うこと。
その見極めに、ぜひこの本を参考にしてみてください。
読んで欲しい人 |
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身に付くスキル |
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読みやすさ |
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毒親育ちがズバッとレビュー!この本の効果3選
1:サイコパスについて正しい知識が得られるので怖さがなくなる
サイコパス=凶悪犯罪者というイメージが先行していますが、研究が進むにつれて「大半は犯罪を犯すことはなく、一般社会で普通に生活している」が正しい答えになるそうです。
そしてサイコパスは大きく2つに分けられていて
- 反社会性サイコパス:犯罪者になりやすい人
- 向社会性サイコパス:犯罪者になりにくい人
とあり、その人たちの特徴は
- トークが巧みでプレゼンテーション能力が高い
- ストレスに強い
- 大胆な判断力を持つ
というものが挙げられるため、企業の社長・弁護士・医者などの地位の高い人たちに紛れていることも少なくないそうです。
日本には100人に1人という確率でいるため、普通に暮らしているうちに、いつの間にか自分もトラブルに巻き込まれていることもあります。
そのため、キチンと正しい知識を知っておくだけでも事前予防に大いに役立つと思います。
ネットや世間の断片的な情報で不安になるのではなく、一度ここで正しく学んでみてはいかがでしょうか。
2:日常のあるあるでサイコパス事例7人をマンガで紹介
例えば、周りに「あなたにだけ厳しすぎる人」はいませんか?
納得のいかないことで責められたり、仕事を押し付けられたり、相手の気分で無視されたり。
彼らは言葉巧みに攻撃してくるので、された側は「私が悪いからでは…?」「私が何か気に障ることをしたかな?」と思ってしまいますが、それではサイコパスの思う壺。
自分の理想を叶えるためだけに相手を都合よく扱うので、あなたは理不尽に追いつめられてしまいます。
サイコパスは意図的にマウンティングしようという意識はなくて、相手を支配下に置くことを得意としています。
そのため、あなたへの攻撃も「〇〇さんを支配すると、どんな反応をするのだろう?」という興味と好奇心の答えを知りたいがために、ゲーム感覚でやっているだけなんだそうです。
他者の尊重<自分の都合の良い生きやすさ
このような特徴ある事例を挙げて、もしもあなたがサイコパスのターゲットになってしまったらどう対処すればいいか?も細かく書いてあります。
3:ターゲットにされやすいタイプとは?
わかりやすい例として、ターゲットになりやすい人の職業を挙げると、看護師・介護士・保育士などの面倒見のいい人になります。
こういう人たちは共感性が高いため、サイコパスの嘘や演技にすぐに騙されてしまうからなんだそう。
これを読んで私は、毒親育ちも大いに当てはまるのでは?と思いました。
- いつも親のペースに巻き込まれてしまう
- 精神的に辛くても耐えてしまう
- 身体的に色々と面倒を見てしまう
- 経済的に捕虜にされてしまう
という部分がとても合致しているからです。
もしかすると、あなたが悩んでいる親は、毒親ではなくサイコパスだからという可能性は・・・?
そこを見極めるためにも、読んで欲しいと感じました。
「もし家族にサイコパスがいたら?」についても詳しく書かれているので、とてもわかりやすいと思います!
yuyuの読書感想文
さいごに個人的感想です。
この本を読んでいると、
と不安になる部分もありますが、そこは安心してください。
なぜならほとんどのサイコパスは、そもそも自分を「サイコパスかも?」と思わないそうです。
例えば、みなさんも過去に「自分を大きく見せるためにちょっと嘘ついちゃったな~」とか「自己中なことを言ってしまったな…。」と、後から反省することってないですか?
でもサイコパスには、この反省や葛藤が一切ないとのこと。
だからこの本を読んでいる時点で、あなたはサイコパスではないとも伝えています。
私が1番心を動かされたのは、本のラストの核心部分です。
「先天性・後天性に関わらず、サイコパスはなぜサイコパスになったのか?」
これを知ると、サイコパス=悪者という認識は大きな間違いだと気づかされます。
この本を読むまでは、私はネットのイメージや勝手な憶測で間違った知識を持っていたんだと反省しました。
読んで損はない一冊だと思います!