
毒親育ちの著者が実際にやった”毒親との戦い”をマンガで紹介。
過干渉の親に悩んで手あたり次第試した体験から、失敗と成功の両方を紹介しています。
「毒親に〇〇すると△△になる」という結果を予め知ることができるので、読めば読むほど自分の武器が身につく本です!
読んで欲しい人 |
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身に付くスキル |
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読みやすさ |
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これまで読んだ本は1000冊以上!
心理系の本が大好きな私が、実際に読んでオススメしたいと思った本だけをズバッとレビューします。
ぜひこのブログと合わせて自分磨きの参考にしてみてください♪
今回は著者・田房永子さんの「しんどい母から逃げる!(小学館)」をレビューします!
毒親育ちがズバッとレビュー!この本の効果3選
1:毒親育ちが陥る「自責」からの解放を学べる
毒親育ちの人生が上手く行かなくなる最大の理由、それは自分で自分を責めてしまう「自責」。
その自責に対して正しい対処法がわかりやすく書かれています。
この本では「いったんすべてを親のせいにしてみると上手くいくよ!」と、「他責」にすることを推奨していますが、
「親のせいにする」を私の言葉で言い換えると、今まで目を背けていた苦しかった過去を、正しく分析して傷を癒していくというセルフカウンセリングになります。
心理本にありがちな難しい用語を使わずに、
- 脳の声と心の声の聞き分け方
- 親の呪いによって起こる人生の障害
- 自分で自分を殺すとは?
- 毒親問題が解決していないまま結婚するとどうなるか
- 心の声に従っていくとこうなる
という心理の変化や答えを、読みやすいマンガで学ぶことができます。
2:あるあるすぎる毒親の言葉
毒親をロボットだとすると、出荷時にこのセリフが組み込まれているんじゃないかと思うほど、毒親の発言って共通しているですよね。
この著者の母親もそうです。
- お母さんは悪くない!
- 私はあなたをひとりの人間として尊重してるの
- お母さんの言うとおりにしてればいいの!
- お前を育てるのにどんだけお金かかってると思ってるんだ!
- 私はあなたを愛しているのよ♡
というセリフがポンポン出てきます。
言われたときの子供の感情、その言葉が大人になると呪いに変わる様子。
もう共感の連続で、本に向かってイライラしてしまうほどに「あるある!」と思ってしまいました(笑)
親への罪悪感に苦しんでいる方は、読むことでその罪悪感が減っていくと思います。
3:「私はあなたを愛しているのよ」というバズーカ砲
私が1番共感したのは、ことあるごとに「でも、私はあなたを愛しているのよ」という毒親の言葉。
これって地球が吹っ飛ぶくらいの破壊力があるんですよね。
これを言われると「やっぱり私の考え過ぎなのかもしれない」「親を許さなきゃ」という気持ちにさせられませんか?
私もまったく同じで、この言葉に何度も何度も何度も!!騙されてきました。
その罠と必死に戦って、どうすれば抜け出せるのかという手順を知ることができます。
おわりに、yuyuの読書感想文
毒親育ちの共通する悩みを取り上げて、「こうしたらこうなったよ!」という過程がたくさん書かれています。
特に
- 毒親育ちの呪いにかかったまま彼氏を作ると高確率でこうなる
- 過去の傷が癒えないまま結婚すると高確率でこうなる
という部分は、今後の対策として・現在悩んでいる方の解決策として、読んで知るだけでも効果絶大だと思います。
例えば、料理も作る前にクックパッドで予め工程や注意点を知っておくと、実際作るときにスムーズにできますよね。
毒親との戦いも料理と同じです。
その予習として、この本を活用してください♪