というお悩みに「それ、親はあなたをねじ伏せるために確信犯でやってますよ。」という理由と対処法を「毒親とまともに会話が出来ない理由解説」で解説しました。
その記事を読んだ方から「具体的なやり方を教えて欲しい!」とコメント頂いたので、実際に私が母にやったことを詳しくお伝えします。
ぜひ参考にしてください♪
- 理不尽に怒られても私が我慢してやり過ごす。
- 常に母の顔色を伺ってビクビクする。
- 実家に帰ると毎回ドッと疲れていた。
- 悔しくて実家の布団の中で大泣きして発散するのがデフォルトパターン。
これが1年後にこうなりました。
- 理不尽に怒られたら言い返せるようになった。
- 親の顔色を伺わなくなった。
- イライラすることが激的に減った!
1年かけてやったことの時系列手順
毒親の呪いを解くためにやることはただ1つ!
母親に100%全力で気を使わずに接する、ということ。
これを徹底してやると決めました。
もっと具体的に言うと、実家にいるときは常に自分に「私はどうしたい?」と聞いて、出た本音に全力で従うだけです。
過去記事でお伝えした「自分で自分を大切にするには、主語を変えるだけ」をやります。
- これをやったら親は怒るかな?→でも私はやりたいからやる。
- これ言ったら怒るかな、私はどうしたい?→言いたいから言う。
- 親の機嫌が悪くなった!どうしよう…?→めんどくさいから放置したい→放置する。
- 放置した結果悪化した!どうする?→もうここにいるの嫌だ。→最終新幹線間に合わないから夜行バスを取って何も言わずに東京帰る(笑)
月1の仕事ついでに実家にも帰っていたので、1年くらいの計10回ほどこれを続けた記録です。
1〜2回目
理不尽に怒られたとき、いままでは我慢して従っていたけど無視してみる。
すると自分の思い通りに行かなかったため、怒りの反撃をしてきた。
と言うけれど、どーーう考えても私は悪く無いので(←毒親あるあるですよねこれ。笑)
無視。無視。無視。
3~5回目
1~2回目と同じことを繰り返すけど、今までは怒れば私が折れていたのに折れなくなったと気付いて、今度は悲劇のヒロインを仕掛けてきた。
いやいや、それはこっちのセリフだよー!!という話なのでやっぱりここでも、
放置。放置。放置。
6~8回目
怒っても悲劇のヒロインも通じなくなったので、今度は自責&他責攻撃を仕掛けてきた。
この心理は自責して反省していると見せかけて、子供(私)の存在を否定した他責をやっています。
これ以上同じ家の中にいてもイライラするだけなので、その場で東京行きの夜行バスチケットをスマホで取って、何も言わず黙々と荷造りをして東京に帰りました。ハイさよなら!
これが昼に発動したときは新幹線で帰ります。
するとここで変化が起きました!
怒っても泣き落としても反省を演じても、思い通りに行かないことに気付いた母。
もう手玉がなくなった。
そして窮地に陥った。
人は何をやっても上手く行かなくなると、そこで初めて自分を見つめる行動(自問自答)を起こします。
↑これを本人が自主的やるまで続けるのが、今回の狙いです!
9~10回目
今までなら理不尽に怒っていたことに怒らなくなりました。
怒る数秒前に「あ、違う!」と自分で行動を制御し始めたんです。なんという進歩!
さらにあれこれ勝手にやってくれるようになりました。
私の洗濯物を洗ってくれたり、スーパーでケーキを買ってきてくれたり。
だから私も素直に思った感想を伝えるようにしました。
- ご飯を作ってくれたら
→これ美味しいね!作ってくれてありがとうと伝える。 - 理不尽に怒られたら
→私はそれをされるとすごく悲しい!と、怒らずに冷静に言う。 - 何かやってくれたら
→助かったー♪嬉しい♪ありがとう♪
こうやって何度も何度も何度も、
と根気よく何度も伝えるんです。
親子関係の土台の構築をしていきます。
1年やったことを振り返ってわかったこと
母が理不尽に怒っていた理由と心理を分析するとこうです。
- 理不尽に怒れば私が折れる選択をすると知ってるから、母親は理不尽に怒っていた。
- 泣き落とせば私が折れる選択をすると知ってるから、母親は泣き落とすフリをしていた。
私が自分で、理不尽に怒る母に導いていたんです。
(※本人はフリではなく本気でやってます)
毒親との戦いは、目には目をではありません。
やられたらやり返すでもなくて、親を蔑ろにする必要もありません。
相手を無理矢理変えることを頑張るのではなく、あなたが戦う相手を変えることにあります。
自分vs親
自分vs自分
先に自分が変われば、必ず相手も変わります。
過去の自分の選択を思い返してみると、いつも我慢や嫌な方を選んでいました。
私は「親には気を使いまくらなければならない」と思い込んでいたから、
- 母親に考えさせることを阻止していて
- 母親の成長を自ら止めていて
- 母親が悲しむ権利も剥奪してたんです。
母も1人の人間だから、腫れ物に触る扱いはもうやめてもいいみたいです。
もう我慢しなくても自分の本音に従っても大丈夫ですよ!
私は我慢をやめたことで、色々なことが好転し始めました。
さいごに
毒親との戦いに疲れた方や何をやっても上手く行かない方は、今までの逆をやってみて下さい。
先に親の顔色を伺うんじゃなくて、先に自分の顔色を伺ってください。
あなたの人生の主役は親じゃないんです。
あなたの人生の主役は、あなたです。
そろそろ幸せになってもいいんじゃない?♡
