みなさんから頂いた毒親相談の回答です。
※ご相談は不定期で無料募集しています!詳細はこちら
相談内容:ミキミニさん(30代・女性)
昨年アメブロでこちらのブログを見つけて、それ以来、毎日欠かさずチェックしているミキミニと申します。ずっと再募集を待っていました!
相談したいことは、両親の都合のいい言葉から解放されるには、どうすればいいかということです。
私の親は機嫌がいい時には「あなたのことが大切。何があっても味方。困ったら相談してね。」と言い、機嫌が悪い時には「まだ生きてるの?あなたなんて産まなければよかった。生きてる価値がないくせに。」と言って来ます。
この甘い言葉は口先だけだと頭ではわかっています。何度も裏切られて来たので、その度に次は絶対に揺らがないと心に決めるのですが、甘い言葉を言われるとどうしても揺らいでしまって、意志の弱い自分にウンザリしてしまいます。
もう親に期待することをやめたいです。やはり私の意志の弱さや、根性のなさが問題なのでしょうか?
親の呪いを解く方法があれば教えてください。よろしくお願いします。
それではこの毒親問題をめった斬ります!
回答:毒親育ちは愛の飢餓状態
アメブロ時代からありがとうございます♪
さらに募集再開も待っていて下さってたとのこと!嬉しいです♡
ではさっそく本題ですが、私も親のドSとドMの言葉に惑わされ続けていましたよー!
ここから抜け出せない原因は、意志の弱さや根性の問題ではありません。
確かにこれがあれば、サッと抜け出せるんですけど、それよりももっと根本原因に目を向ける方がラクに解決できますよ。
そこで今回は「毒親育ちは愛の飢餓状態である」ということを説明します。
おそらくこの回答を読むだけで、前に進める準備が整うと思います!
親の都合の良い言葉に揺らいでしまう根本原因とは
今のミキミニさん親子を絵にするとこんな感じです。

チラつかせているお札=愛情に置き換えて下さい。
その愛情は手に入らないと理解しているのに、やめられないんですよね。
それはなぜか?
毒親育ちは、愛情の飢餓状態だからです。
私たちは小さい頃、本当は愛されたかったですよね。大切に扱われたかったし、その手で抱きしめられたかった。
なんとかして愛されたくて、良い子を演じたり、親の希望に応えたり、理不尽なことも我慢して我慢して、自分の感情を殺して必死に生きてきました。
でも結局、愛情は手に入らなかった。
だからもう期待するのを止めて「ああ、この人は普通の親とは違うんだ」って自分を納得させます。
ここでやっと現実を正しく見ようとし始めるんですが、愛情不足のために誤作動が起きてしまうんです。
人は、足りていない物を補おうとする心理(もしくは本能)が働きます。
例えば、体に水分が足りないときは勝手に喉が渇きますよね。もし砂漠の真ん中で喉が渇いたら、血眼になって必死に水を探し求めると思います。
コロナが流行った当初はマスクが入手困難になって、1枚数千円でも買う人っていましたよね。
それと同じで毒親育ちは、足りていない愛情を必死に埋めようとします。
埋める方法は人によって違って、
- 異性に貢いで、お金で愛情を買って補う人
- 奴隷になることで愛情を補う人(DVなど)
- ギャンブルやお酒や買い物など、愛情を依存に変えて錯覚してしまう人
- 諦めきれなくて毒親に愛情を求め続ける人
など、どんな手段を使ってでも愛情を手に入れようと必死に行動します。
それは、喉が渇き切った人が這いつくばって水を求めるように。はたまた、世間に「マスクの転売を買う人も同罪だ」と言われても買ってしまうように。
愛情の飢餓状態だから、愛情をちらつかされると求めてしまうんです。
これが、ミキミニさんが「甘い言葉を言われるとどうしても揺らいでしまって辛い」の原因になります。
親の呪いから抜け出す方法
ここまでの根本原因が腑に落ちていれば、すでに辛さは半減しているんじゃないかなと思います!
残りの半分は、これからの行動で減らすことができますよ。
ではここで、ちょっと質問です。

【選択肢】
- 目の前の偽札が欲しいからこのまま続ける。
- カゴを下ろして社畜をやめる。
答えは簡単ですよね!これと同じことをしてください。
次に親の言葉に揺らいでしまいそうになったら、目の前の偽物の愛情に飛びつく前に、自分が幸せになる選択肢はどれだろう?と考えてみてください。
選択肢に迷ったときは
- 自分で自分を大切にする方はどっち?
- 一か月後に私が泣かないのはどっち?
- 私は本当はどっちがいいの?
と、自分で自分に問いかけます。
もっと具体的なやり方は「自分で自分を大切にするには、主語を変えるだけ」で説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自分で自分に愛情を埋めていく
親の呪いから抜け出すには、もう1つ必要な作業があります。
それは、足りていない愛情を自分で自分に与えること!
親とのやり取りを振り切れても、心の愛情が足りていないとまた同じことの繰り返しになるか、別の偽物の愛情に手を伸ばしてしまいます。
そこで自分で自分を徹底的に大切にすることを、意識して積極的に始めてください。
これは難しいことではなく、日常の簡単なことでいいんです。
- 夜ご飯は自分が食べたい物を選んで食べる。
- 休みの日は昼まで寝たい!と思ったら、罪悪感なくダラダラ寝る。
- 温泉に行きたくなったら温泉に行く。
ね?簡単ですよね♪
甘やかせすぎるくらいがちょうどいいので、思う存分自分に愛情をかけてください。
心に愛情が溜まっていくと親に偽物の愛情をチラつかせられても、「あれ?私ってなんでこんな薄っぺらいニセモノに飛びついていたんだろう…?」とサラッとかわせるようになりますよ。
ミキミニさんが変わると自動的に親にも変化が起きるので、また状況も変わると思います。
そのころに別のお悩みが出て来たら、またご相談お待ちしています。
ミキミニさん、そろそろ幸せになってもいいんじゃない?♡
ご相談ありがとうございました。
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